余生を考えると大きな家ではなく小さな小屋に住みたい、と思います。
掃除の時間を省けるし、修繕も自力で行うことができるので維持管理費を浮かせます。
徹底的に家をコンパクトにして部屋数を少なくすれば、その分空調費が節約できます。もっとも空調設備に頼らない生活が理想です。
トイレ、洗面、浴室には採光と換気のために窓を設けましょう。電気代の節約につながります。
節電はCO2削減に直結します。
江戸庶民の住まいは長屋でした。 表通りに面して並ぶ店の路地を入った裏側にある長屋が一般的な庶民の住まいで、 町人の約7割が暮らしていたと言われます。
長屋と小屋とは、建築スタイルが異なりますが、長屋の間取りや町人の生活スタイルは合理的なところがあって、
現代・未来の住まいを設計する上でも参考になります。
たとえば、ワンルームマンションと同様に寝食が6畳一間で完結します。
食事はちゃぶ台、寝るときはちゃぶ台を折りたたみ、布団を敷いて寝床とする。
朝は寝具をたたんでちゃぶ台を開いて食事をする。民宿や旅籠のスタイルです。
限られた空間を二通りの用途に対応させる暮らしの知恵です。
余計なモノを置かなければ、掃除はサッと済ますことができます。
テーブル、椅子、ベッドが置かれたままだとちょっと窮屈で見た目も落ち着きません。
ベッドは簡単に動かせないし、下にほこりがたまりやすくて掃除もしづらい。生活空間は絶えず清潔に保ちたいもの。
家事に費やす時間を減らせば余暇が生まれます。
座卓のスタイルが定着したのは畳という日本特有の床材がもたらした文化といえましょう。
「大きいことはいいことだ」は1967年から68年にかけてヒットしたテレビCMソングの歌詞の一節。 世は歌につれ、家電もクルマもマイホームも「大きいことはいいことだ」と流行りました。 エネルギー消費が増えたのもこの時期です。
「小さいことはいいことだ」は身の丈に合った質素な暮らしを志向する私の価値観です。質素な暮らしを実践してエネルギー需給を小さくすることはとてもいいことです。
掃除はほうきとちり取り、巾がけや洗濯、水洗トイレは風呂の残り湯と桶を使います。打ち水は甕に貯めた雨水を。飲用水を掃除洗濯や植木に使うのはもったいない。
もったいないと言えば、衣服は繕ってボロになるまで着続ける。
飾らない暮らしもこれくらい徹底すると気分爽快です。
2026年2月7日