ひと さと
ムラ
やま


里山をあるく 3 

2005.5.3



散歩のときに何か食べたくなって・・・

とは池波正太郎さんのエッセイのタイトル。

今日はビールのつまみに、
タラの芽の天ぷらが食べたくなって
近くの林を散歩することに。

手入れの行き届いた山は、足元までさんさんと光が届き、
登山道でもないのに、とても歩きやすい。

そこかしこに散らばる小枝は、切り口がまだ新しく、
あきらかに、ここ2,3日のうちに打ち払われたもの。

サクサクと落ち葉のクッションを踏みしめながら、
先行く人のぬくもりを感じることができます。

この季節、
里山は摘みごろの山菜が豊富です。

お目当てのタラの芽は今が旬。

両手に抱えきれないほどの収穫を、
と勇んで出かけたものの、
目につきやすいところは、ことごとく採取されたあとで、
すっかりボウズの状態。

意外なところで
山の手入れのよさを見せつけられた格好で
思わずタメ息がもれました。

帰り道、あまり管理されていない、少々荒れた山の
ブッシュをかき分け、やっと見つけた
輝くようなタラの芽。

荒れ山も、時にはいいものだ・・・
などと勝手な理屈を付けて
エゴみをかみしめた初夏の夕方でした。


建築家
CHUHEI
SAKAI
@坂井忠平
里山の草屋根より
田舎暮らしはじめました 草屋根のこと 1 草屋根のこと 2
草屋根のこと 3 田舎暮らし・掃除をすること 村の生活(夏)
草屋根のこと (夏) 水のこと 土のこと 1
土のこと 2 土のこと 3 村の生活(秋)
里山を歩く 1 里山を歩く 2 里山を歩く 3
野良仕事 民家の学校
里山探検隊 木のこと 民家の学校 2
民家の学校 3 民家の学校「農業体験」 民家の学校「林業体験」
民家の学校「川あそび」 そば畑 霜華
土志工房
HOME CLOSE